大臼歯部 歯周組織再生療法
歯周病治療2025.07.16
奥歯の深い歯周ポケットに対して組織の再生を図ったケース(50代・女性)
主訴:
「奥歯が歯周病になっていて、たまに腫れる」とのことでご来院されました。
診査・診断:
奥歯(上顎第一大臼歯)において、深さ8mm程度の歯周ポケットを認めました。特に遠心部には骨の吸収を伴う骨縁下欠損が見られ、歯周基本治療(スケーリング・ルートプレーニングなど)を行っても改善が乏しい状態でした。
治療内容:
歯周基本治療後も深いポケットが残存したため、
組織再生用材料「リグロス®」を用いた歯周組織再生療法を選択しました。
局所麻酔下でフラップ手術を行い、欠損部にリグロスを填入、縫合・固定しました。
術後経過:
約半年後の再評価にて、歯周ポケットは3mm程度にまで改善し、レントゲン・CT画像上でも骨の再生傾向が認められました。現在も安定した状態を維持しています。
治療のポイント:
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骨縁下欠損を正確に評価し、再生療法の適応症を見極めること
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プラークコントロールがしっかりと行える患者さんであること
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経過観察とメインテナンスの継続が、長期的な安定につながります
患者さんの声:
「抜かなくて済んで本当によかったです。これからもちゃんと通います!」
🦷 ごこちデンタルクリニックでは、できる限り「歯を残す」治療を大切にしています。
歯周病でお悩みの方も、どうぞお気軽にご相談ください。
広島市中区の歯科医院 ごこちデンタルクリニック