上顎前歯に抜歯即時インプラント治療を行った症例

インプラント審美(セラミック)治療2026.07.27

今回は、「前歯の見た目が気になる」とご相談いただいた患者さんの症例をご紹介します。

ご来院時の状態

上顎前歯の被せ物について、周囲の歯との色調や形態の違いが気になるとのことでした。

レントゲン撮影や口腔内診査を行ったところ、当該歯は骨縁下カリエスにより、長期的な保存が難しい状態と判断しました。

治療方法として、ブリッジ、インプラント治療など、それぞれの利点と注意点をご説明し、今回はインプラント治療を選択されました。

【術前写真・術前レントゲン】

抜歯と同時にインプラントを埋入

抜歯後の骨や歯肉の状態を確認し、抜歯と同時にインプラントを埋入する「抜歯即時埋入」を行いました。

前歯部では、インプラントの位置や角度だけでなく、周囲の骨や歯肉との関係、将来装着する歯の形態を考慮した治療計画が重要です。

本症例では、最終的な歯の位置から逆算してインプラントの埋入位置を決定しました。

【抜歯後・インプラント埋入時の写真】

 

最終的な被せ物を装着

インプラントと骨が安定するまで治癒期間を設けた後、最終的な被せ物を装着しました。

周囲の前歯との色調や形態、歯ぐきとの調和を確認しながら、できるだけ自然に見えるよう調整しています。

【術前・術後比較写真】

治療前と比較すると、目立っていた被せ物の色調や形態が改善され、周囲の歯になじむ外観を目指すことができました。

【術後口腔内写真・術後レントゲン】

症例概要

項目 内容

主訴 前歯の見た目が気になる

治療部位 上顎前歯

診断 [骨縁下カリエス]

治療内容 抜歯、抜歯即時インプラント埋入、最終被せ物の装着

付随処置 [骨補填・結合組織移植・ガイドサージェリー]

治療期間 約[6]か月

通院回数 約[10]回

費用 総額 約[60万]円

保険適用 公的医療保険が適用されない自由診療

インプラント治療に伴う主なリスク・副作用

手術後に、痛み、腫れ、出血、内出血、感染などが生じることがあります。

インプラントが骨と結合せず、撤去や再手術が必要になる場合があります。また、治療後に歯肉の退縮、歯と歯の間の隙間、骨の吸収などが生じ、周囲の天然歯と色や形が完全には一致しないことがあります。

長期間の使用により、被せ物やスクリューの緩み・破損、インプラント周囲炎などが起こる可能性があります。治療後も定期的な検診とメインテナンスが必要です。

骨や歯肉の状態によっては、骨造成や歯肉移植などの追加処置が必要になることがあります。

前歯のインプラント治療をご検討の方へ

抜歯と同時にインプラントを埋入できるかどうかは、歯の周囲に残っている骨、炎症の状態、歯肉の厚み、噛み合わせなどによって異なります。

当院では、CTや口腔内写真などを用いて状態を確認し、インプラント治療だけでなく、歯を残す方法やブリッジなどの選択肢も含めて治療方法をご提案しています。

前歯の被せ物や歯ぐきの見た目でお悩みの方は、ご相談ください。

※患者さんの同意を得て掲載しています。

※治療結果には個人差があります。

広島市中区の歯科医院 ごこちデンタルクリニック