大臼歯感染根管治療症例 (奥歯の歯の根の炎症に対する治療)
根管治療2026.07.21
右下の奥歯の腫れと痛みを主訴に来院された患者さんです。
症状のある歯には金属製の被せ物が装着されており、過去に根管治療が行われていました。
診査・診断
レントゲン検査では、歯根の先端付近に炎症を疑う画像所見が認められました。
根管や病変の位置・広がりを確認するため、必要性をご説明したうえで歯科用CT検査を行いました。
CTでは、通常のレントゲン写真とは異なる断面から、歯根や根管の形態、歯根周囲の骨の状態を確認できます。
再根管治療
診査結果と治療方法についてご説明し、患者さんの同意を得て再根管治療を行いました。
被せ物を除去し、以前の治療で根管内に充填されていた材料を取り除きました。その後、根管内の清掃、形成、洗浄および消毒を行いました。
根管治療では、根管内の細菌や感染した組織を可能な範囲で除去し、再感染を防ぐために根管内を緊密に封鎖することを目指します。
根管内の処置後、根管充填を行いました。根管充填直後にレントゲンおよびCTで充填状態を確認しています。
治療前と根管充填直後の比較
左側が治療前、右側が治療後のレントゲン写真です。痛みや腫れなど症状は寛解し、根周囲の不透過性の亢進を認めます。
歯根周囲の骨の変化については、今後も症状やレントゲン所見を定期的に確認する必要があります。
診断名
【急性化膿性根尖性歯周炎】
治療内容
被せ物および既存の根管充填材を除去し、根管内の清掃・形成・洗浄・消毒を行った後、根管充填を実施しました。必要性を判断したうえで、レントゲン検査および歯科用CT検査を行いました。
治療期間・回数
【約2か月・9回】
費用
保険診療の場合:本症例の根管治療は保険診療で行いました。患者さんの負担割合や処置内容、検査、使用材料、被せ物の種類などによって窓口負担額は異なります。
主なリスク・副作用等
- 治療後に一時的な痛み、腫れ、噛んだときの違和感が生じることがあります。
- 根管の形態や感染の程度によっては、症状や歯根周囲の炎症が改善しないことがあります。
- 治療中に器具の破折、歯根や歯質の穿孔などが生じる可能性があります。
- 歯根破折などにより保存が困難と判断された場合は、外科的歯内療法や抜歯が必要になることがあります。
- 治療後も再感染や被せ物の脱離・破損などが生じる可能性があります。
- 治療結果や治癒までの期間には個人差があります。
歯が痛い、違和感がある、腫れているなどお悩みのある方はお気軽にお問い合わせください。
広島市中区の歯科医院 ごこちデンタルクリニック







